2009/08/27

ROUND 2c.

参加希望の方で、まだエントリーがお済みでない方は、こちらの記事を参照の上、エントリーメールの送信をお願いいたします。

今回紹介するのは、前回紹介したROUND 2bの難問タイムレースと対をなすこの形式です。
ROUND 2c Classical Challenge [10 -> 4]

  • 基本ルールは「早押しボード」、出題傾向は「クイズベタ、頻出問題」です。

  • 誰かがボタンを点けるか、問題文を読みきってから3秒経った段階で、全員がボードに答えを書きます。シンキングタイムは、誰かが押した場合はそこから、問題が読みきられた場合は読みきられて3秒経過してから、「10カウント」です。

  • シンキングタイム終了時の「オープン」というかけ声の前までに、押した方も含めて全員にボードを挙げてもらいます。答えが書き上がった方は,シンキングタイムの途中でボードを挙げていただいても結構です。
  • 「オープン」のかけ声の時点でボードが挙がっていなければ、いかなる理由があっても誤答扱いとなります。ご注意下さい。

  • 押した方は、正解+2pts.、誤答-2pts.かつ3回で失格となります。それ以外の方は、正解+1pt.、誤答のペナルティはありません。また、正解者が3人以下の場合、さらにボーナスとして+1pt.となります。

  • 押した方のみ、「オープン」の声とともに解答を読み上げてください。このとき、ボードの解答が正解でも,口頭回答が間違っていたら誤答扱いとなります。

  • 20pts.到達で勝ち抜けです。同着時の基準は【得点→早押し正解数→ボード正解数→早押し誤答数→予選順位】です。

難問のタイムレースの後に行われるのが、このベタ問による早押しボードクイズです。この形式は、新入生のクイズ力練成のために新歓期の例会で行われることがあると聞きますが、フルオープンの大会で行われることはおそらく初めてだと思います。このコースを希望される方にとっては、押された時点で答えが分かる問題が大半を占めるでしょう。だからこそ、押すポイントをシビアに前倒しして、解答権を奪い取ることが求められる形式と言えます。

出題者として、指が遅いので、定型文通りのベタは、実はあまり好みではありません。ましてや今回は早押しボードという、差がつかないと成立しない形式です。それを踏まえて、このコースの問題傾向は、単純にベタ問というより、「最終的にベタに落ち着く」と考えて頂いた方が適切かと思われます。ただ、ベタの争いで欠かせない「反応の早さ」を問うために、教科書通りのベタも、一定量は確実に出題されます。ただしこのコース、シンキングタイムと誤答ルールが、相当厳しく設定されています。ボードだけで20問積み上げることも可能ですが、競り合いになったら、「決め打ち」の勇気も必要になってくるかもしれません。

「学生系/ベタ問」「タイムレース/早押しボード」という2つの対立する要素にねじれを起こして提示する、ROUND 2bとこの形式。改めて問います。あなたは,後ろで見ますか?それとも前に座りますか?

0 件のコメント:

コメントを投稿